Workplaces

ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社 様



社会課題を解決するための目標に向かい、企業全体で新しい文化を醸成する、
1プレートオフィス空間



 ENEOSリニューアブル・エナジー株式会社様は、国内外に太陽光、風力、バイオマスなどの発電プラントを多数建設する再生可能エネルギー開発の国内トップ企業です。
カーボンニュートラルの実現という目標に向け、全社一丸となって事業を推進。発電プラントにまつわる多様な専門ワーカーが集い、常時多くのプロジェクトが進行しています。
 2024年にENEOSグループの一員となり、事業の成長に伴い本社移転プロジェクトがスタートしました。
 従来の4フロア分散オフィスでの課題として、社内の移動とコミュニケーションの障壁がありました。これからのオフィス戦略として重視されたのは、組織の一体感を醸成し、人材と組織の力を高める雰囲気づくり。社内の一体感を高め、誰もが能動的になり、コミュニケーションがとれるオフィスを目指しました。
 プロジェクトごとに多くの調整事項があるため、会議スペースの充実も切実な要望でした。規定のスペースの中にこれらの要素を網羅し、企業のフィロソフィもしっかりと伝わる空間にするため設計と工事が進められました。
 選定された麻布台ヒルズ森JPタワーは、豊かな緑化整備と域内の電力を全て再生可能エネルギーでまかなうなど、環境負荷軽減への取組みが高く評価されています。45階のオフィスからは素晴らしい眺望が開け、最先端の建築から受ける刺激も糧に、これからの企業文化の醸成が期待されます。


オフィスの課題

・フロアの分散による物理的距離感

・部門同士のコミュニケーションの障壁

・会議スペースの不足


オフィスづくりの方針

「RE NEXT」


恵み豊かな環境や建築ポテンシャルを存分に活かし
働く社員の知的生産活動の向上と昇華を図り
幾重にも重ね、また新しい文化を醸成していく




ゾーニング




 来客は通路を歩いた先に眺望の開けるレセプションに案内され、強いインパクトとともに企業文化を肌で感じられるしつらえとなっています。
 その周囲には清潔感ある廊下に沿って多様な会議室が用意され、活発な意見交換を促します。
 会議室の反対方向のフロアコーナーには、交流の拠点となる「Renewable Cafe」を設置。両翼の執務エリアから自然と人が動いて交わり、偶発的な出会いや会話が生まれる仕掛けとなる。窓側エリアはイベントにも活用でき、個々の想いや熱量を波及させる場となることが期待されます。
 執務スペースは、チームごとのグループアドレスでの運用を想定、「Base Area」としてチーム内の絆を深め、フラットな関係でお互いを高めあうことができます。
 WEB会議用ブース、コンシェルジュカウンターなど、業務をスムーズに遂行するための仕組みも盛り込まれた、1プレートオフィスが誕生しました。

レセプション(エントランス)

会議室






Base Area





Renewable Cafe




レセプション


入り口から窓に向かって開ける視界に、45階からの絶景が拡がるレセプション
エリア内はあえて照度を落とすことで、窓外の景色が一層明るく際立つよう計画しています。
未来を変えるプロジェクトに携わる来訪者が、事業のイメージ、企業の意思を感じ、親和性を感じられるよう、
サステイナブルな素材を使用し、再生可能エネルギー事業に貢献する姿勢を表現しています。
多様な人材がここで出会い、活発な交流が始まることを期待させる空間です。



レセプション内装に使用した環境配慮素材

  • 椅子・テーブル  :森林保全活動に寄与する間伐材
  • 壁面       :使用した森林資源分を、森に戻す取組に参画できる北海道産紅葉樹材
  • 座面クッション  :植物由来&リサイクル生地
  • ベンチ本体    :天然石と石灰のみを使用した100%天然の内装左官材
  • 受付カウンター  :風車ブレードを再利用したリサイクル素材(既存品を転用)

来客用会議室


レセプションから会議室へは、ガラス壁で外光を導き、
風車をモチーフにしたオリジナルデザインのフィルムで人の輪やつながりを表現した、明るいアプローチからアクセス。
 来客会議室は、しつらえも性格もさまざまな内装で21室を用意。
居心地良く、新鮮な気持ちで打ち合わせに没頭できる空間に。


円の重なりが風力発電の風車のブレードを想起させる。
円が交わり、〇(縁)と事業が進化し続けることを表現しています。
室名は世界の都市からネーミングし、イマジネーションをかき立てるピクトサインで表現。


Renewable Cafe


2辺の執務エリアからの動線が交わるコーナー部に、シンボリックな天井を造作、
大きな木下や軒下を思わせる空間に、人が自然と集まり席を同じくします。
ドリンクカウンターやライブラリーを設置し、心地の良い居場所として、
在籍者もタッチダウン利用者も肩を並べ、交流を深めることができます。
 そこには新しい出会いや気づきが生まれ、
窓側にひらけたイベントエリアでは懇親やセミナー、映画やスポーツ鑑賞の時間を共有するなど、
想いを周囲に波及させる効果も期待できます。
 イベントエリアは可動性の高い家具でレイアウト変更を容易に、
また調光機能を用意し、時間帯に合わせた光の演出も可能です。

人と人との交差点となる角地を、交流に最適な場所と位置付けました。
眺望も最大限に活かし、人の往来や交流の様子が感じ取れるように、
座席を窓に向かって配置しています。
コア側は1段高くなっている一方、天井は最も低く設定。
窓側に行くにつれ天井が高くなり、視界が窓に向かって開けるようにデザインしています。



Base Area


フロアを一望できる執務空間。
デスクは可動式、チーム編成ごとの島で、グループの拠点となる「Base」として機能します。
プロジェクトごとに新規加入者が加わる際も、「居場所」があることでスムーズに受け入れ、
なじみ、パフォーマンスを発揮できるよう、円滑なコミュニケーションをかなえる配置としました。
 また、各所にコラボスペースも設け、ミーティングや集中業務のための席も選択できます。
オフィス全体では、今後の増員にも対応できるよう、ゆとりを持った席数を確保しています。
 なるべく窓を背にしないレイアウトはRenewable Cafeとも共通しています。

程よい距離感で座れるビッグテーブルや、集中作業のためのソロブースも用意。
世界と日本の地図のプリントウォールには、各発電所の位置をマッピング。



一体感を醸成し、人材と組織の力を高める
新しいオフィスが誕生


概要


事業内容:発電プラント(風力発電、太陽光発電、バイオマス発電その他自然エネルギー発電)に関する

     事前調査、計画、設計、土木工事、電気工事、建設、運転、保守点検事業並びに売電事業 等

拠点名:本社

人数規模:400名(440席)   約3010㎡/  約910坪

プロジェクト期間:約14ヶ月

リニューアル時期:2025年5月

所在地:東京都港区麻布台一丁目3−1 麻布台ヒルズ森JPタワー 45階

文祥堂の担当業務:設計、什器調達・納品、造作家具


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