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東京大学総合図書館 様

日本近代以来の知の殿堂。
全面改修を書架と什器製作でバックアップ


特徴1 移動書架は建築構造・設備配管に合わせきめ細かくサイズを調整
特徴2 既存部材を最大限に生かしながら最新機種にリニューアル
特徴3 固定書架は建築にあわせた木目側板を採用
 明治10年(1877年)開学以来140年の歴史を有する東京大学さまでは、1928年に建てられた現総合図書館を保存しつつ耐震化を含めた大規模改修プロジェクトを2015年よりスタート、2020年に工事を終えられました。
地下書庫には内外の貴重な資料が多数保管され、それらを安全かつ健全に保管する収納棚もまた重要な役割を担っています。
文祥堂では1963年に電動式集密書架を納入して以来、各所に集密書架を設置させていただき、この度の改修工事にあたっては建築にあわせ書架をリニューアル。
3Fの開架閲覧室では固定書架を設置、また大閲覧室では木製什器の改修に携わりました。



B1F:書庫

貴重な資料の数々を収蔵する地下書庫。
複雑な構造や設備配管を考慮しつつ、最大限の収納スペースを確保しています。
棚体は堅牢なため再利用し、操作部を最新機種にリニューアルすることで、安全性・操作性・耐震性を高め、省エネを実現します。
建築構造・設備配管に合わせきめ細かくサイズを調整。既存部材も最大限に生かしたリニューアル事例です。



1F:開架閲覧室


  開架閲覧室に納入した書架は、建築にあわせたダークな木目側板を採用、床固定と天つなぎによって転倒防止対策を施しています。



1F:記念室


 関東大震災後、昭和3 (1928)年の再建時に復興を記念して設けられた記念室。創建当時のシャンデリアも今回の改修で復刻されました。
 大机のリニューアルに際しては、簡素でありながらも室内の重厚感に負けないどっしりとした存在感を保った意匠でまとめあげました。


3F:大閲覧室



  1923年の関東大震災によって全焼した旧図書館にかわり、復興への強い意志と多くの支援を受けて1926年に着工、1928年に竣工した総合図書館は、内田祥三氏の手により、震災の教訓を生かして設計されました。以来90年にわたって使用され続けている大机には、歴代の学生や研究者の想いが刻まれています。
 今回は、由緒ある大机の机上照明部を修復。重厚な空間にふさわしく生まれ変わらせました。




3F:開架閲覧室


  開架閲覧室に納入した書架は、建築にあわせたダークな木目側板を採用、床固定と天つなぎによって転倒防止対策を施しています。





概 要


所在地 :東京都文京区本郷7-3-1

設置面積:B1F書庫 約370㎡ / 3F開架閲覧室 約530㎡

納入品目:電動式集密書架エレコンパックneo / ハンドル式集密書架コンパックルneo / TS書架 / BEスタック / 木製什器

納入年月:2020年9月

収納物  :書籍


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