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駒澤大学図書館様

駒澤大学図書館様

「智の蔵」のコンセプトのもと、
智を蓄える・つかう・つなげるを実現する新図書館。

特徴1	建築空間にマッチする独自の意匠設計
特徴2	収納物に合わせた多様な棚仕様にカスタマイズ
特徴3	建築構造体を考慮し、空間を最大限に活用する棚設計

　駒澤大学図書館様では、旧図書館の老朽化と機能不足を解消し、大学図書館に求められる多様なニーズに応える新図書館を建設されました。
①：建物中央部は書架を集中配置し開架率を飛躍的に向上させる「智の蔵」
②：階層ごとに「収蔵」「交流」「学修」「調査」「研究」の概念を設け、入館者が滞在場所を自由に選択できる「フロアゾーニング」
③：時代に即した学修・研究を行うことができる「多様な閲覧スペース・学修空間」
と、上記3点を主軸に据え、設計されました。
　文祥堂の集密書架はこの「智の蔵」における収蔵量の確保と閲覧性を高めるために設置されました。

　最上階の6階貴重書フロアには、収蔵物にふさわしい重厚な木目パネル仕様の書架を設置、2,4階の学修、交流フロアでは、やや明るい木目パネルが親しみやすさを感じさせ、地階エリアはクールな表情の内装に合わせたグレー色の塗装パネルと、階層ごとに個性的な表情を見せるバラエティに富んだデザインが施されています。
　集密書架に大判の資料のためのマップケースを搭載したり、長い物を立てて収納できるようにしたり、書籍の落下を防ぐ感震式落下防止バーや特別仕様のライン照明の設置など、きめ細かくカスタマイズされ、図書館様の要望に応えています。
　建築の柱や梁も考慮して空間を最大限に生かし、美しく機能的な書庫となりました。

6階　準貴重書庫

貴重な蔵書や資料を収納する最上階の閉架集密書庫。

和室の障子を思わせる正面パネルの意匠が空間にマッチしています。

　蔵書の飛び出しを防ぐ落下防止バーを、棚の幅に合わせて取り付けたほか、大判の資料を平らに収納するマップケースを組み込んだり、長物を立てて収納できる壁面定置棚も制作。
　棚上部には特別仕様のライン照明を設置しています。
　正面パネルは天然木の突板を不燃加工したシートで装飾し、操作パネルと棚体もオリジナル色の塗装を施しています。