Workplaces

ENEOS株式会社 堺製油所 様

 安心、安全な業務をサポートし、部門間のコミュニケーションを活性化するオフィス



 ENEOS株式会社 堺製油所様は、1965年に操業開始以来、西日本の中心である大阪に展開する 堺、泉北臨海工業地帯に位置し、石油精製に加えて各種石油化学製品の生産も行う一体型製油所で、そのエネルギー効率は世界のトップクラスを誇ります。製油所従業員のみなさまの活動拠点である本館の老朽化に伴い、新本館の建設が実施されました。これに伴い、従業員の皆様の新しい働き方を見据えたオフィスを構築することとなりました。

部門間の交流、業務に応じて席を選べるABW型オフィス

オフィスの課題

 広大な敷地に多種多様な施設と機能がある堺製油所様では、職種や業務部門も多岐にわたり、各部門間の交流やコミュニケーションが困難であるという課題がありました。また長い歴史とともに蓄積した大量の文書資料を適切に管理、また削減することも大きなテーマと捉え、これらの解決をはかることが求められました。

新オフィスの方針

従業員の皆様の安全を守り、健康に業務を行うために必要な機能を網羅するとともに、業務のIT化も進んでいることから、旧来の部署ごとの島型固定席を廃し、業務に応じて自由に執務席を選べるABW型のオフィスにすることで、集中したい時、ディスカッションしたい時、チームで連携して作業したい時など、シーンに応じて使い分けられる様々な席をバランスよく配置することを目指しました。

1F 〜快適性向上をめざして〜

従業員の皆様の活動を支える、更衣室、医務室、食堂、講堂などを備えた1F。





食堂:イスの色をカラフルにすることで明るい空間となり、昼食以外の時間では打ち合わせなどにも活用



エントランス
更衣室
コラボルーム
明るく清潔感のある更衣室、外作業から室内に入る導線上に配置された雨具室、
ハーネス等現場で使用する道具を保管する保護具室、健康管理室など、従業員の活動を支える機能を集約
健康管理室
保護具室
雨具室

2F 〜共有スペースや集中エリアを多数用意〜


執務エリアに共有のコラボスペースやソファブース、ハイカウンターなど多様な席を用意、
倉庫は集密書架で収納量をしっかりと確保したレイアウト



 画像右側はコミュニケーションエリア、手前左はデスクトップパネルを設置した集中エリア。床のデザインで機能の違いが分かるようデザイン


フリー席


ディスカッション席
空間をゆるやかに仕切るスライド式パネルを採用
自由に移動できるホワイトボードパネルを利用して
活発に意見交換

ハイテーブル席
視点が変わることで発想も柔軟に
設備部門のフロアのため、安全靴でも汚れが目立ちにくい塩ビの石目調・フローリング調を採用。
配置の什器色に合わせ、シックなイメージの内装としました。 

打ち合せ席
開放的に仕切り、オープン感を損なうことなく
ミーティングできる空間に


カフェコーナー
ウッドデッキを置き、段差でエリアの変化を強調

倉庫室
移動棚を採用し、収納量を確保

3F 〜カーブする通路でダイナミックにエリア分け〜


方向に変化をつけて配置された執務デスクに、集中して思考したり意見交換のできるスペースを設け、執務に合わせて席をチョイス。
所長室エリアも備えた3階のレイアウト。
上部(共有エリア)・下部(執務エリア)を区切る通路部分(フローリング調)以外は、カーペットモザイク貼り。



カーペットのモザイク貼りにより、動きのあるエリアに。
控えめのカラーで調整することで落ち着きの中に活力を感じさせる印象となっている。


窓に向かうカンター席や集中ブースなども業務に合わせてチョイス
多彩な席を選んで執務できる


打合せ席
アウトドアモチーフを取り入れ新鮮な発想を促す
ブース席
吸音素材を使用し、周囲への音漏れに配慮

集中ブース
Web会議や通話に最適なクローズドブース

概 要


業 種:製造業(石油製品、石油化学製品等)

拠点名:堺製油所

人数規模:約300名 (4,124㎡/約1247.5坪)

竣工時期:2022年1月〜2023年1月(13ヶ月)

ビル情報:大阪府堺市西区築港浜寺町1番地(自社による新建築)

文祥堂の業務担当:プロジェクトマネジメント、設計、什器調達・納品


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