Workplaces

ENEOS株式会社 仙台製油所 様

安心・安全を絶対軸に、地域と共に歩み、支える企業の拠り所としてのオフィス



 ENEOS仙台製油所様は、1971年に操業開始、東北唯一の製油所として、地域へのエネルギー安定供給とエリア経済の発展に貢献してこられました。東日本大震災からの復興を遂げ、未来に向けて新しい働き方を実現するため、事務所増築と執務スペースの刷新を計画。地域に密着し、長年森林再生・保全活動を続けてこられていることから、「ENEOSの森」をテーマに、随所に自然のモチーフを用いて居心地の良さを感じられる内装とし、業務に応じて席を選べるABWオフィスを作り上げました。
 本館エントランスには、地元の登米産材を用いたファニチャーをオリジナルで作製、製油所のヒストリーを掲げ、つねに地域の皆様とともに前進する企業としての想いを表現しています。



オフィスの課題

  1. コロナ禍を経て変化した働き方に対応し、固定化したワークスタイルを刷新、所員の能力を引き出し、コミュニケーションを活性化させ、組織の一体感が高まる環境に変化させたいという要望が高まっていました。
  2.  製油所の本館の改装、増築が決定したことから、所内全体でのワークプレイスの再構築を検討し、新しい働き方の実現をめざすことになりました。

 

新オフィスの方針

  テーマ:「ENEOSの森」 運用:グループアドレス・ABW
  • 働く所員のウェルビーイングが向上するオフィス
  • 所員同士のコミュニケーションが活性化するオフィス
  • 業務での生産性がアップし、製油所全体の安全・安定操業につながるオフィス

本館2F執務エリア:ゾーニング



オフィスを所員みんなで育てる「森」に見立て、緑豊かな環境をイメージ。

森の中にはグループや部門で共有・管理する“BASE”を点在させ、フリーアドレスやテレワークの環境でも所員同士のつながりを保ち、チームの拠り所となる場づくりを心がけています。



ABWオフィス
グループアドレスで運用するテーブルのほか、
カウンターやソファブースなどを用意
BASEをつなぐ 森の小道
各部署の拠点“BASE”をつなぐ、
鮮やかなグリーンの小道

ソファブース
思い立ったらすぐに
ミーティングやコミュニケーションが可能

チームの拠り所 “BASE”


各部署ごとに設置されたBASEは、目を和ませるグリーンのやぐらがポイント。
視線をさえぎると共に、ホワイトボードや資料のディスプレイもでき
チームビルディングを助ける親密な空間となっている。


別館(増築エリア)1F:ミーティングエリア

増築棟にはミーティング機能を集約、
需要の増えたリモートミーティングにもしっかりと対応。

別館(増築エリア)2F:工事受付エリア

朝夕が中心となる日々の受付時間以外にも有効活用できるよう整備。
常に安全を意識する緊張感のある業務の合間にも、ほっと一息つけるゆったりした空間を用意。


エントランス


積極的に木の活用を促進している宮城県にあって、
ENEOS様でも植樹活動を実施するなど、地域と一体となった環境保全に取り組まれています。
地元産材を使用した温もりあふれる内装で、来訪者をお出迎えします。

受付横には、操業開始からの道のり、施設の拡充や災害と復興、
地域との絆を深めてきた歴史をまとめ、6mあまりの壁面にヒストリーボードとして展開しています。



地元産材を使用したオリジナルファニチャー

 無垢の角材を組み上げたスクエアベンチは、確かな存在感。
大型モニターのかかる壁面にも天然木をあしらい、空間全体に明るさと温かみを添えている。

打合せ用テーブルとスツールは、足元をすっきりとさせ、軽やかな印象に。




地域との絆を感じるエントランス、
森をイメージさせる心地よいABWオフィスが、
所員の交流を深め、創造性をひきだす

概 要


業 種:製造業(石油製品、石油化学製品等)

拠点名:仙台製油所

人数規模:約160名  本館:866.28㎡/ 約262.05坪  別館:591.2㎡/ 約178.83坪

竣工時期:2023年8月

所在地:宮城県仙台市宮城野区 港5-1-1

文祥堂担当業務:PM、CM、設計※、内装、什器、移動(※  設計:執務スペース:オカムラ /  エントランス:文祥堂)


CONTACT
オフィス移転やリニューアルをご検討の方は
お気軽にお問い合わせください