Workplaces

法務省 大臣官房人事課 様

ワーカーの意見を集約しオフィススタンダードを策定、
法務省の働き方改革を推し進めるオフィスリニューアル




 働き方改革の重要性が叫ばれる中、法務省様でも技術革新や社会情勢の大きな変化に対応し、ワーカーが生き生きと働ける環境を構築するために、オフィスの見直しが進められています。
 実施にあたっては、先進オフィスの事例見学やワークショップを通してあるべきオフィスのかたちを考察、2022年度にオフィススタンダードを策定しました。

 これに基づき、一部スペースにおいてパイロットオフィスを構築し、検証結果を踏まえつつ、取組を広げていく計画です。
 2024年3月には人事課オフィスの大半の什器の入れ替え、ミーティングスペースの新設までが完了いたしました。
 個室空間と共有スペースでは、床にナチュラルなテクスチャを感じさせるカーペットを導入することで空間にあたたかみが生まれ、コミュニケーションの促進などへの効果が期待されます。実際に働きながらその効果を検証しつつ、現在もオフィス改革は続いています。


 


オフィスリニューアルの目的

1. 職員の生産性向上
2. コミュニケーションの活性化
3. オフィスの柔軟性の確保
4. 若手離職防止

オフィス環境の方針  

    ● お互いの状況を把握しやすいオープンな環境

    ● 課を超えたコミュニケーションが生まれやすい仕掛け

    ● 個人が業務内容に合わせて利用できる機能

    ● プロセスや進捗状況を共有できる見える化の仕組み  

旧オフィスのゾーニング

出入り口側はハイタイプの収納什器が間仕切りになるかたちで個室が設置されていた。
役職者席も間仕切りで隔てられ、見通しが悪く、採光が乏しく暗い空間が多い印象であった。


壁面収納
個 室
収納による間仕切り
役職者席

令和5年度 リニューアル後のゾーニング


ハイタイプの収納什器を、廊下側壁面に沿って集中配置、会議室や個室も両側壁面にレイアウトすることで、見通しの良さを確保し、スペース効率を高めたレイアウトに。

執務エリアは見晴らしよく、お互いの様子を把握でき、連携を高められるように変更。什器のレイアウト替えも容易になっており、人員の変化にも柔軟に対応できる。

創出されたスペースはWEB会議、打ち合わせや個別業務など多目的に利用できる共有スペースに振り分け、業務内容に応じて利用でき、生産性を高められるように変更。



会議室リニューアル 



大会議室は壁面を塗装し什器を入れ替え、課長室はガラスパーテーションで分割し、一部を多目的な応接室として活用することに。
明るい木目天板のテーブルとナチュラルな柄のカーペットで、開放感と温かみのある空間に生まれ変わった。

Before




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After

役職者エリア リニューアル



ハイタイプの収納什器とパーテーションで仕切られていた役職者席は、ロータイプ収納に置き換え、プライバシーを保ちつつ気配が見える、コミュニケーションしやすい環境になった。さらに収納什器を削減し、カーペット設置によって、より温かみのある空間に。

Before




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After

共有エリア リニューアル



ナチュラルなテクスチャのカーペットによって、親密で居心地の良いスペースになった。
白い什器が映え、活発なコミュニケーションを促進する空間に。



外部入口からの眺め
執務デスクへの視線は遮りながらも、窓面まで見通しを確保し、来訪者を迎える明るい空間に変化。

Before




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After

会議室の新設





廊下側入口からスムーズな導線で出入りできる3つの会議室を新設。
執務エリアとの間はロータイプ収納で間仕切り、木目天板は室内に明るさと温かみを添えている。

2室はガラス間仕切りにより
明るく開放感のある個室とし、
1室はセキュリティ度の高いミーティングに活用。

Before




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After

柔軟に働き、活発なコミュニケーションと生産性能向上を目指す
新しいオフィスが誕生


会議室内装はタイル風クロスとカーペットでメリハリのあるデザインにし、活発な議論を促す空間となった。

概 要


拠点名:法務省 大臣官房人事課

竣工時期:2024年3月

所在地:東京都千代田区霞が関1-1-1 中央合同庁舎第6号館A棟18F

 


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