オフィス来客者への印象をアップ! ロビー・エントランスをつくる3つのポイント
ロビー・エントランスは、オフィスの顔ともいわれる大切な場所です。ポイントを押さえることで、来客者にポジティブなイメージを与えられます。
企業のオフィス環境づくりの一環として、オフィスの顔となるスペースのレイアウト設計にもこだわってはいかがでしょうか。
この記事では来客者へよい印象を与えられるオフィスのロビー・エントランスをつくる3つのポイントについて解説します。
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オフィスのロビー・エントランスをつくる3つのポイント
オフィスのロビー・エントランスは、顧客や取引先を最初に迎える場所であり、企業の印象を左右する重要な役割を担っているといえます。自社のイメージアップにつなげられるレイアウト設計を行ううえで、3つのポイントを押さえておきましょう。
①企業イメージをデザインで伝える
見た目のデザイン性にこだわることが大切です。企業のコーポレートカラー、事業内容や取り組みなどをアピールできるデザインを取り入れましょう。使用する色やデザインによって、人に与えるイメージが変わります。
▼色やデザインによるイメージ
ポップな色使い、斬新なデザイン |
革新的、挑戦的、明るくエネルギッシュ |
ナチュラルなデザイン |
安心感、信頼、暖かく優しい |
シックで重厚感のあるデザイン |
伝統、上品、高級感がある |
無彩色で統一したシンプルなデザイン |
フォーマル、先進的、落ち着いている |
これらを参考に内装やオフィス家具、照明などのデザインにこだわることで、与えるイメージを変えられます。自社ブランディングの一環としてコンセプトを具体化させることがポイントです。
②セキュリティに配慮する
ロビー・エントランスはオフィスのセキュリティ面でも重要な役割があります。来客者の記録を誰でも閲覧できる、受付を通さずに入室できる、執務スペースが丸見えといったオフィスは、来客者に不安を与える可能性があります。
▼ロビー・エントランスのセキュリティ管理
- ICカードやテンキー操作による入退室管理システムを導入する
- 執務スペースが見えないようドアやパーティションを設ける
- 有人受付や電話、デジタルサイネージによる案内を導入する
オフィスの入口のセキュリティを強化するには、ICカードやテンキーなど、入退室管理システムの導入をおすすめします。
また、入り口のスペースと執務スペースを完全に隔てることも一つの方法です。この場合、電話受付やデジタルサイネージによる案内を取り入れれば、受付にワーカーを配置しなくても来客対応が行えます。
③来客者をもてなす空間づくりを行う
来客者へのおもてなしも、ロビー・エントランスの機能の一つといえます。顧客や取引先に対して丁寧な心配りが行き届く空間づくりがポイントです。
▼来客者をもてなす空間設計のアイデア
- 呼び出しまでの間に足を休められるソファや椅子を設置する
- 観葉植物を飾る
- アロマやBGMを取り入れる
- ドリンクコーナーを設置する
- タブレットやサイネージで企業のプロモーション動画を流す
- 自由に手に取れるパンフレットや資料を用意する
これらのアイデアを取り入れて実践することで、来客者の待ち時間のストレスを軽減できます。来客者が快適に過ごせることを考えたレイアウト設計は自社のイメージアップにもつながります。
ロビー・エントランスの施工事例
ここでは、ロビー・エントランスにこだわりを反映した企業さまの施工事例から、一部をご紹介します。
【ジェコス株式会社様】カラーコーディネートにこだわったエントランス
仮設工事をはじめ、建設業界を総合的に支援する事業を行っているジェコス株式会社様の事例です。こちらのオフィスでは、カラーコーディネートをジェコス株式会社さまの女性社員が行っています。
アースカラーを中心としたナチュラルな雰囲気が特徴的です。木材と相性のよいグリーンのソファを設置し、リラックスできる暖かみのあるエントランス空間を演出しています。
電話による受付を採用することで、カウンターにモノがあふれるのを避け、清潔感のある空間を実現しました。
【某法律事務所様】セキュリティにも配慮されたエントランス
企業法務業務を中心とする某法律事務所様の事例です。エントランスから見える会議室をすべてガラスで間仕切りすることで、オフィス内部の見通しをよくしています。来客者への不安を取り除き、安心感を与えています。
また、壁面に無垢材やグリーンを取り入れ、威厳をもちながらも来客者が緊張を感じにくい空間をつくりあげています。
まとめ
オフィスのロビー・エントランスは、会社のイメージを左右する場所です。来客者へよい印象を与えられるよう、工夫を施した空間にすることで、企業のイメージアップやブランディングなど、さまざまな効果が期待できます。
セキュリティ対策で安全性を高めることはもちろん、企業のコンセプトや社風が伝わりやすい色・デザイン・雰囲気などを具体化することもポイントです。ソファや椅子の設置をはじめ、デジタルサイネージや観葉植物などを取り入れて、視覚的にリラックスできる空間設計を行うことも大切です。
オフィスの空間づくりの一環として、自社のロビー・エントランスを見直してみてはいかがでしょうか。
文祥堂のフロアスペースマネジメントでは、オフィス環境の無駄を削減しながら、働きやすさやイメージ向上につながるオフィスデザインを提案します。レイアウトの変更によって、ワーカーがより働きやすいオフィス環境に改善したいと検討中の担当者さまは、ぜひお気軽にご相談ください。 |